ご挨拶

第51回日本神経放射線学会
会長 岩渕 聡
(東邦大学医療センター大橋病院 脳神経外科)

岩渕 聡

この度、2022年2月18日(金)・19日(土)に、御茶ノ水のソラシティ カンファレンスセンターにて第51回日本神経放射線学会を開催させていただきます。当教室では1990年に吉井信夫先生が第19回本学会会長をお務めになり、2006年に鮫島寛次先生が第35回本学会会長を務められました。今回奇しくもまた16年の時を経て本学会をお世話させていただくことになり、大変光栄に存ずる次第です。第51回の本会では、佐倉病院の寺田一志先生と大森病院の堀正明先生、水村直先生にもご協力をいただき、実りのある会にするべく“オール東邦”として鋭意準備を進めております。

昨今のCT, MRI, DSAなどの画像装置の目覚ましい進歩により、脳解剖のみならず脳機能までも画像化できる時代となり、神経放射線学は脳科学の発展に欠かせない役割を担っています。そこで、今回のテーマを「可視化 -見えるもの、見えないもの、見たいもの-」とさせていただきました。本学会は放射線科のみならず、脳神経外科、脳神経内科、小児神経など神経系に関わりのある多くの先生方が集まる会ですので、最新の画像をどう評価してどう治療に結び付けるか、種々の神経疾患についてそれぞれの立場から議論したいと思います。例年行われているフィルムリーディングもベーシックコースとアドバンスコースに分けて、若い先生もベテランの先生も神経放射線学をいろいろな角度から学べるように企画中です。さらに、今回は診療放射線技師の皆さんに門戸を広げ、学会に参加していただき、演題募集を行います。職種を越えて関係する多くの方々にご参加いただければ幸いです。宜しくお願いいたします。

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